商品企画担当者と福祉用具専門相談員が重視する福祉用具貸与利用者の情報に関する研究

著者名:小林宏気

要旨:
介護人材不足の課題解決は急務であり、自立支援と介護負担軽減を目的とする利用者に適した福祉用具が必要である。介護保険制度の福祉用具貸与に関与する商品企画担当者(以下、企画者)と福祉用具専門相談員(以下、相談員)は、利用者情報を重視しなければならない。そこで本研究では、両者が利用者のどのような情報について重視しているのかを明らかにすることを目的とした。その結果、企画者はICF構成要素でいう「心身機能・身体構造、活動、参加、物的環境因子」の情報を重視し、「人的環境因子、個人因子」の情報は重視していなかった。
相談員はICF構成要素の情報すべてを重視していたことから、両者が重視する情報に違いがあることが明らかになった。企画者は今後、「人的環境因子、個人因子」の情報を重視したいとする傾向があったことから、福祉用具貸与計画を通じた相談員との連携を強めることにより、福祉用具産業の市場細分化が進むことが示唆された。

キーワード:福祉用具,市場細分化,情報共有,個人因子,ICF

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