「能力」と「意欲」のお話

社会福祉法人善光会
サンタフェ総合研究所 小林 宏気

 

スマート介護士という資格をご存知でしょうか。

 

「介護の担い手が足りない」というニュースを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

その対策として、「シニア世代の活躍」「外国人材の確保」などと並んで、
「介護ロボットの活用」が挙げられています。

 

しかし、介護ロボットの活用は思ったように進んでいないのが現状です。

技術立国の日本なのに、なんでだろう…そう思ったことはありませんか?

 

例えば、高性能な自動車があっても、高性能なパソコンがあっても、
その「使い方」や「使うことで、どんな得があるのか」がわからなければ、
使えないし、使いたくならないですよね。

 

つまり、どんな道具でも「能力」と「意欲」がないと使うことはできず、
「ベネフィット」を得ることはできないのです。

 

そこで、介護ロボットやさまざまなシステムを利活用するための「能力」を高め、
「意欲」を引き出すための資格として考えられたものが「スマート介護士」です。

現在、basicとexpertの資格が用意されていますが、さらに高度な資格なども準備している最中です。

 

私は今までに義肢装具パーツメーカーや日系自動車メーカーの福祉車両部門などを経験し、
複数の福祉用具メーカーのアドバイザーを経験しました。

そこで最も大切だと思ったことが「ユーザーや中間ユーザーに対する啓蒙、広報、そして教育」でした。
どんなに優れたモノがあっても、理解してもらわなければ、意味がないのです。

 

これから高齢化が進む日本や諸外国の課題解決を一緒に考えませんか。

 

◆スマート介護士

介護ロボット・センサー機器を効果的に活用して、介護の質の向上と介護業務の効率化できる、
これからの時代をリードしていく介護士です。

 

資格概要
介護ロボットを組み込んだサービス提供体制を創造、設計、導入し、さらに継続的に改善するための専門性を兼ね備えた、介護の質の向上と効率化を図ることのできる介護士です。

メリット
高齢化が急激に進む中、介護現場では少ない人員で高品質かつ効率的な介護サービスを提供しなくてはなりません。そんな中、注目を集めるのが介護ロボットですが、運用の難しさからまだ普及に至っていないのが実情です。しかし、増大する財政負担、不足する介護職員、増え続ける要介護(支援)者といった背景から、介護業務の改革の担い手としてスマート介護士が社会から求められています。

主なメリット
<介護現場に従事する方>
・介護施設の受け入れ先に困らない
・一般の介護職員との差別化を図れる
・時代の変化に柔軟に対応が出来る

<介護現場以外で福祉関係の仕事に従事されている方>
・介護の基礎を学ぶことができる
・介護現場での視点を身につけられる
・現場ニーズを知ることができる

レベルの選び方
Basic
・介護ロボットに対して興味がある
・介護ロボットについて理解しておきたい
・介護に関する基礎知識も学びたい

Expert
・施設管理者(現場責任者等)の方
・管理者を目指している方
・介護ロボットの実際に運用させる為の知識を身につけたい

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